2007年4月1日(日)、東京・秋葉原UDXにてファン感謝イベント「電撃文庫 春の祭典」が行われ、その会場において「灼眼のシャナ」の次期展開についての発表記者会見「シャナプロジェクト2007-2008」が行われた。
「灼眼のシャナ」は、電撃文庫(メディアワークス刊)から発売されている高橋弥七郎原作の大人気ライトノベル・シリーズ。総発行部数は450万部で、ドラマCD、コミック、TVアニメ、OVAなどマルチメディアな展開を見せており、2007年4月21日(土)には「劇場版 灼眼のシャナ」が公開予定となっている。
今回の記者会見に出席したのは、原作者の高橋弥七郎、原作イラストを担当するいとうのいぢ、TVアニメ・OVA・劇場版の監督をつとめる渡部高志、さらにメディアワークス常務取締役の塚田正晃、ジェネオンエンタテインメント第2制作部部長の川村明廣の5人。
「灼眼のシャナ」という作品について、原作者の高橋弥七郎は「基本的には分かりやすい話を書こうとして創りあげました」とコメント。ヒットしたことで、自分の中でなにか変わったことがあったかという質問には、「有名になったこともあり、細かい仕事は増えましたが、本質的に何も変わっていません(笑)」など答えてくれた。また、原作のイラスト担当のいとうのいぢは、「高橋さんの文章にインスピレーションを受けて絵にするという作業をしているのですが、凛々しくて可愛い表情がシャナの一番の魅力だと思っています」と語った。さらに渡部監督は、「ノベルである原作を映像として表現することはとても難しいわけで……自分の頭の中でその映像の熟成度を上げるという精神的な作業が、この作品をアニメ化するにあたっての自分の中での一番のポイントでした」などとアニメ制作時の苦労話などを披露してくれた。また、渡部監督は「劇場版 灼眼のシャナ」について、「TVでは表現できなかった、シャナと敵対する相手のちょっと違うなりたちや、スケール感・スピード感というところを堪能して欲しい」と、見どころについても解説した。
ここでさらにサプライズとして、「灼眼のシャナ」のTVアニメ第2期シーズンの制作と、今秋からの放送決定が発表された。メインスタッフに監督に渡部高志、シリーズ構成に小林靖子、キャラクターデザインに大塚舞。メインキャストはシャナ役に釘宮理恵、坂井悠二役に日野聡、アラストール役に江原正士と前作と変わらず。新キャラクターやそのキャストなどについては、続報待ちということになっている。TVアニメ第2期シーズンについて渡辺監督は「実はですね、今までラストがこういうかたちとおぼろげに見えたかたちで作っていくんですが、今回に関してはラストが見えない。どうなるか作っている自分にも分からない。そんなすごい展開になりそうな気がします」とコメント。また、いとうのいぢは「映画が終わってもシャナたちに会えるのかと思うと嬉しかったです。第1期の続きのお話も楽しみなんですけど、短編などもアニメ化されるのではと予想していて、とても楽しみです」、高橋弥七郎は「アニメに追いつかれないように頑張って続きを書いていきますので、応援よろしくお願いします」と語った。
この発表にあわせて、「電撃文庫 春の祭典」の会場をはじめ、ゲーマーズ秋葉原駅前店、ヤマギワソフト館、アソビットシティ秋葉原店、とらの穴秋葉原店などで、号外や大きな「シャナ」の紙袋がコスプレイヤーたちによって配布され、その全てで「シャナ」シリーズのファンたちが驚きとともに、その紙袋や号外を受け取っている姿が見られた。
「劇場版 灼眼のシャナ」は、電撃文庫人気作品3本立ての映画として、「劇場版 キノの旅 the Beautiful World 病気の国-For You-」「いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官・仮名史郎っ!」とともに、2007年4月21日(土)に「電撃文庫 ムービーフェスティバル」として、池袋シネマサンシャインほかにて全国ロードショー予定。この劇場公開に先駆け、2007年4月4日(水)にDVD「灼眼のシャナSP -劇場版『灼眼のシャナ』公開直前スペシャル!-」が、東芝エンタテインメントより1575円で発売予定となっている(販売はジェネオンエンタテインメント)。また同じ4月4日には、I'veのスペシャルユニットである「Love Planet Five」(KOTOKO・島みやえい子、川田まみ。MELL・詩月カオリ)の歌う「劇場版 灼眼のシャナ」テーマソング「天壌を翔る者たち」が1575円(DVD付き初回限定盤、通常盤は1050円)で、さらに2007年5月9日(水)には、川田まみが歌う挿入歌「紅い涙」(価格未定)がともにジェネオンエンタテインメントより発売される予定となっている。
●「劇場版 灼眼のシャナ」公式サイト
●「電撃文庫ムービーフェスティバル」公式サイト