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KOTOKOロングインタビュー:コンプ本誌では紹介しきれなかった全インタビューを公開

メジャーデビューアルバム「羽 -hane-」製作秘話やKOTOKOの内面にも迫る!

PCゲーム・アニメ業界において、透明な歌声と、圧倒的な歌唱力で多くのファンを魅了している女性ヴォーカリスト「KOTOKO」。ゲームやTVアニメの主題歌・BGM、トランスミュージックを世に送り出す音楽制作集団「I've」を代表する歌姫である彼女が、4月21日にリリースされたアルバム「羽−hane−」で、ついにメジャーデビューを果たした。今回、彼女にとって新たなステップとなるはずのこのアルバムについて、どういう思いでこのアルバムを作り上げていったか、作詞や歌に対する彼女のを考えとは何か、そしてアルバムに込められた想いとは何か、そして7月から全国6都市で開催されるライブツアーへの意気込みなどについて、KOTOKO自身にたっぷりと語ってもらった。


Q:アルバムをリリースするにあたっての率直な感想は?
「オリジナル曲をずっと何年間か書きためていたんですけど、そういった曲たちを機会があれば皆さんに聞いていただけるような形にできればいいなと思っていたんです。そして今回、I’veさんのプロデュースでアルバムを作っていただけるという話になって、ずっと念願だったことが遂に叶ったという感じなので、大変嬉しいです」

 

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Q:この「羽 -hane-」は初のアルバムということですが?
「セルフプロデュースのアルバムとしては、『空を飛べたら…』があるんですけど、メジャーデビューとしては初となります」

Q:作詞作曲は全部ご自身でやられたのですか?
「作詞は全曲、私自身で書いたものです。作曲については9曲が私の作曲で、2曲はプロデューサーの高瀬一矢さん、もう一曲はI'veの中沢伴行さんが書き下ろしてくださっています」

Q:すべて新曲ということになるのでしょうか?
「『カナリア』と『羽』『疾風雲』は、セルフプロデュース・アルバム『空を飛べたら…』の中に収録された曲ですね。「羽」は、『疾風雲』と『ひとりごと』はコミックマーケットで発売したマキシシングルに収録されています」

Q:「羽 -hane-」というアルバムタイトルにしたわけは?
「自主制作のセルフプロデュース・アルバム『空を飛べたら…』に入っていた『羽』を、I'veの高瀬さんが聴いて、とても気に入ってくださったんですね。もし何かやるときはこの曲をアレンジして出したいなっていうお話をしてくださっていたんですが、それがいろいろやっていく内に私のオリジナル曲を形にしたアルバムでということになったんです。だから、このアルバムを出すきっかけになった曲ということもあり、私と高瀬さんで相談した結果、『羽』だねということになり、アルバムタイトルに使うことになったんです」

Q:この「羽 -hane-」というタイトルにはどういう意味が込められているんですか?
「羽ってすごく小さくて軽くて、風に流されて飛んでいってしまったり、落ちたり、水に流されてしまったり。そういう弱いものの象徴という感じがするんですね。反面、羽といえば空を飛ぶことができる『希望の象徴』みたいなところもあります。私は、すごく空に憧れをもっていて、飛びたいなとか、高いところへ行きたいとか想っていたりするんですね。『羽』の曲の内容もそうですけど、この『羽』そのものが、そんな私自身を一番うまく表現しているものなのじゃないかなと思っています」

Q:このアルバムのテーマは?
「強いコンセプトとか、こういうところを分かって欲しいというのはありません。ただ、日々私が書きためている曲であったり詩であったり、そういった自分の『今』というものを形にしたかった。ただそれだけなんです。私は自分自身がすごく小さくて弱い存在だと思います。ですから、皆さんに届けたい強いメッセージとかいう偉そうなことは言えないんですけど……。でも、こういう弱い私だからこそ、皆さんが落ち込んでしまったときに、そんな自分と重なる面とかがあればいいなと思っています。『こんな、小っちゃな人間でも何となく歩いているんだから、自分も歩いていけそうだな』という、そういった明るい希望のようなものになれればいいですね」

Q:アルバムに収録したいと思った曲は数多くあったと思いますが、実際に収録された全12曲の選び方は?
「私がたくさん書きためていた作品を、全部プロデューサーの高瀬一矢さんにお聴かせして、選んでいただきました。私じゃ分からないところもあるし、それに自分だと、どの曲も全部気に入っているので選び切れないので(笑)」

Q:曲順については?
「曲順については、中沢(伴行)さんの案です。中沢さんはそういう面では的確な感じでとらえてくださる方なので、まず中沢さんにベースの案を出してもらって、それをみんなで見ながら相談をしてって感じです。私はこのアルバム全体を、映画を見るような感じで聴いていただきたいなというのがありました。イントロダクションから、ずっと聴いていっていただいて、タイトル曲である『羽』が映画でいえばクライマックスという感じで考えていたんです。そしてエンドロールのサウンドとして、アルバムの中でも異色のサウンドになっている『カナリア』の新バージョンを持ってきています。この曲は、トランス風というか、テクノ風というか……。こういうのはすごく格好良いアレンジなので、ギュッと締まるような感じでアルバムを締めくくってくれると思います」

Q:実際に、完成しての感想は?
「なんか『あー、やっと出来たんだー』という感じでしたね。いま自分の持てる力はすべて出し切ったなと思っているんで、そういう面では非常に満足しています。逆に、アルバムができあがったことで、まだまだだなと思うところもいっぱい見えてきました。その辺を反省材料に、もっと力を付けていきたいなと思います」

Q:どの曲もお気に入りとのことですが、特に聴いてほしい曲はありますか?
「いままでリリースした自主制作盤の曲も、今回全部収録し直したアルバム・バージョンになっています。イチオシなのはやっぱりタイトルにもなっている『羽』です。この曲は、とても自分を表現している曲になっていると思うし、アレンジも私がやりたかったことができたと考えています。歌詞の面でも本当に自分らしいものが書けたと思っているので、やっぱりこの曲は聴いてもらいたいですね」

Q:他にもお奨めの曲はありますか?
「あと、もう一曲。裏タイトル曲になっている曲がありまして……。このアルバム『羽-hane-』は、メジャーデビューということでスタートラインに立ったという感じのアルバムになっています。でも、それと同時に、ここまで私を支えてきてくださった方たちに対して、『私は今こんなに幸せで、こんなことをやってます』という感謝の意味を込めたものにもしたかったんです。そう思っていたところに、たまたま中沢さんに『Gratitude〜大きな栗の木の下で〜』という曲を書き下ろしてもらったんです。その曲をもらったときすごい懐かしい感じがしたんですよ。で、この曲をもとに作詞をしていたら、両親のことだったり、昔お世話になった先生方や友達だったりとかそういう人たちに対する感謝の気持ちを表したような、そんな内容の歌詞になりまして……。アルバム全体に込めたかった、いろいろな人に対する『感謝』の気持ちがこの一曲に込められた感じになっています。ですから、この『Gratitude〜大きな栗の木の下で〜』と曲は、『羽』が表であるなら裏のタイトル曲かなと思っていますので、この曲もぜひ聴いてほしいと思います」

Q:このアルバムを、どういうときに聴いてほしいと考えていますか?
「私が歌ってきた曲というのは、今まではゲームの主題歌だったりアニメのテーマソングや挿入歌だったんですね。このアルバムにはそういうコンセプトが何もありません。私は、音楽ってやっぱり生活の後ろでいつも流れているBGMみたいなものだと思うんです。思い返せば『あ、あの曲を聞いてたな』という感じで、その曲を聴いたら、その当時が思い出されるとか、そういう何かしらのBGMになっている存在が音楽だと思うんです。ですから、私もこのアルバムの曲たちを、何気ないひとときのBGMとして側に置いてくれればいいなとおもいます。さらっと聴き流してもらって……それでも『ああ、あのときそういえば……』っていう、そんな存在であってくれればいいなと思います」

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Q:アルバムの初回特典としてプロモーションDVDが付くんですけど、こちらはどういうテーマで制作されている?
「DVDについては、監督さんがコンセプトを考えてくれて、イメージを作ってくださいました。『羽』というタイトル通り、衣装もそうだったんですけど、少しはかない感じでの自分がいて、大きな空と大地があってという、そういうイメージだったんです。衣装が白から赤に変化するのは、現実と夢といったものをイメージしているらしいです」

Q:撮影はどちらで?
「ロスアンゼルスで5泊7日の撮影でした。天気が悪くって、本当は撮影する予定のところが、霧で全然撮影できなかったりとかなり苦労がありました。移動して別の場所で撮影したりもしたので、まったく遊び時間はなくって、撮影三昧の毎日でしたね。でも撮影した場所のロケーションが素晴らしかったので、癒されるというか、十分現地の自然を満喫しました」

Q:アルバムのレコーディングはどちらで?
「札幌スタジオというスタジオに半月ほど缶詰になって籠もりまして、そこでレコーディングは集中的にやりました。そのレコーディング風景もDVDに収録されます。そんなこんなで、4月発売なのに雪景色です(笑)」

Q:このアルバムが、今後の自分へどういった影響を与えると思いますか?
「自分のやっていたことが形になってすごい嬉しい反面、力不足も実感しました。歌唱力だったり作曲の力だったり、そういった面では、もっともっと勉強が必要だなということを、ものすごく感じたアルバムでしたね。ですから、そういう面ではもっと自分を伸ばしていきたいとおもいます」

Q:自分にとっての作詞とは?
「私にとって、歌詞を書いたりすることは日常のことなんです。誰しもが心で呟いたりすることを、たまたま私は、紙の上に書き留める趣味があったっていう感じで……。そういう意味では、歌詞を書くということは、私にとって趣味というよりも、食欲とかと同じものという感じです。私は、北海道に住んでいるせいか、自然に対する気持ちっていうものが心に占める割合がすごい大きくて、自分も自然の中の一つというか、自然を見ているうちに自分を映してしまうというか、そういうところがあります。すごく小さいものに目を向けたりすることも大好きで、雨粒であったりとか石ころであったりとか、そういうものにもなにか物語があるんじゃないかとそういう目で見ちゃうんですね。空も大好きだし、私にとって自然との関わりというのが切っても切れないというのがあるんです。そういったことや、日常のことを書きとめていく。このことを、これからも、自分らしく続けられればいいなと思っています」

Q:発売イベントについての意気込みなどを聞かせてください
「ゲームやアニメの主題歌のお仕事をしている関係で、私の声や歌を知っている人はたくさんいてくださいます。でも、私自身がなかなかイベントへの参加が出来ずにいたので、実際にファンの方々と会える機会がありませんでした。ですから、今回のライブツアーについては、とても嬉しく思っています。なかでもネット上とかで「生で聞きたいな」といった声に混じって「東京でイベントやライブをやられても、地方からは遠くて行けないよ」という声をたくさん聞いていたので、もしライブが実現するなら、全国の津々浦々を自分の足で回ってみなさんの側まで行って歌いたいなぁって思っていたんです。そうしたら、ホントに今回、全国6都市を巡らせていただけることになったということで、本当に嬉しいです。これはひとえに、スタッフのみなさんや、私を応援してくださっているファンのみなさまのおかげですし、とてもありがたいと思っています。そんなファンの皆さんに直接お礼がいいたかったので、今回のライブツアーでは、そういう気持ちを込めて歌いたいなと、いまから気合いを入れています。楽しみにしていてください」

Q:ライブツアーの会場はかなり大きいんですが、これだけ大きな会場でやるということについてはどう考えていますか?
「私が、イベントに参加したのって昨年11月に秋葉原のアソビットシティで開催されたI've初のコンセプトアルバム「SHORT CIRCUIT」と、DCソフト「恋愛CHU! ハッピーパーフェクト」発売記念トークショーが初めてなんです。それ以前にもコミックマーケットに出る予定があったんですけど中止になっちゃっいまして……。それで、今回あれだけ大きな会場でのライブは初めてで、いまからどうなるのかなとすごい心配していたりします。わたしが心配してどうかという感じなんですけどね(笑)」

Q:最後にこのアルバムを聴いてくれるファンの方々に一言
「いつも応援してくださっている皆さん。本当にありがとうございます。今回のアルバムですが、今まで歌っていた、アニメやゲームソングのKOTOKOとはイメージが違うと、驚く人も多いかと思います。でも、これも私の一面なんです。そんな今まで見せることができなかった私の本当の姿を感じることができるアルバムとなっていると思います。よかったら、ぜひ一枚おそばにおいて聴いて下さい。あと、はじめて私の名前を目にしたという方もいらっしゃると思います。そんな方にとっては、KOTOKOってどんな人なのかなということが、分かってもらえるアルバムになっていると思いますので、ぜひ聴いていただきたいなと思います。これからもKOTOKOをよろしくお願いします」


「羽-hane-」は、オリコンのアルバムランキングで7位(ウィークリー)に入るなど大好評発売中。「羽」を熱唱するKOTOKOのプロモーション映像がついた必見のDVDが付いている初回限定盤は3675円、通常盤は3150円となっている。また、5月7日から28日までの毎週金曜日27:30から28:00に、FMラジオ「TOKYO FM」にて「月刊KOTOKO」の放送が行われる。KOTOKOのパーソナリティのこの番組も絶対チェックしよう。

ジェネオン エンタテインメント「KOTOKO」コンテンツ

スリーナイン エンタテインメント

「I've」

 

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INFOMATION
羽−hane−
●ジェネオン エンタテインメント
●初回限定盤3675円/通常盤3150円
●初回限定盤仕様 「羽」のプロモーション映像に加え、メイキング、レコーディング風景、他を収録したDVD付き。特製スリーブ仕様
  • 曲目
    1. Introduction
    2. Asura
    3. 冬の雫
    4. 疾風雲
    5. Gratitude 〜大きな栗の木の下で〜
    6. 幻影
    7. 痛いよ
    8. ひとりごと
    9. 声が届くなら
    10. Lament
    11. 足あと
    12. カナリヤ -Sorma No.3 Re-mix-

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