吉田基已原作の人気コミック「恋風」(講談社「イブニング」連載中)が、今春4月よりTVアニメとして放映される。
結婚相談所に勤める佐伯耕四郎は、ふとしたきっかけで知り合った少女とデートし、彼女の失恋話と自分の失恋を重ね合わせてしまい、思わず涙してしまう。そんな耕四郎を少女は優しく慰めるが、実はその少女こそ、両親の離婚により10数年も別々に暮らしていた妹・七夏だったのだ。しかも、七夏は高校進学を機に耕四郎の家に同居するという。異性として意識せざる得ないほど可愛い妹に、兄として振る舞いつつもとまどいを憶える耕四郎。そんな想いに気付かず、純粋に兄を慕う七夏。やがて耕四郎は七夏へ、妹に対するものとは違う想いを抱いてしまう……。
ヒロインの七夏を演じるのは、舞台やドラマのほか、劇場アニメ「バグズライフ」や、PS2ゲーム「ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国」(タイトー)などで、声優としても活躍している中村有岐。「真月譚 月姫」でネロ・カオス役を熱演した三宅健太が主人公の耕四郎を演じている。また、この作品では、声優が映像に声をあてるという「アフレコ録音」ではなく、先に声を収録し、その後に映像をあてるという「プレスコ録音」という方式で制作されている。これは、「『恋風』は、アクションシーンなどがなく、作品全体の雰囲気や演技で見せ場を作っていかねばならない作品。だからこそ、従来のTVアニメとは違う、『恋風』ならではの技法を、取り入れていきたい」という大森監督の意向を受けてのもの。この手法は多大な手間がかかるため、制作スタッフからは強い反対が出たが、よりリアルな人間ドラマを作品で表現するために、監督はあえてそこにこだわったという。
今回は、第5話までの声の収録が終わったメインキャストの3人に、自分の演じるキャラクターについて、そしてプレスコ収録の感想などを聞いてみた。
三宅健太(佐伯耕四郎役)
「僕の演じる耕四郎は、恋愛ごとなどに関心がないように見えつつ、心の中ではすごい気にしたりするタイプなんです。社会の中で自分を押さえつつ生きている、不器用な男。そういうところは、割と自分に似ていると思います。プレスコ録音については、自由に演じられるということで嬉しいんですけど、自由にやった分だけ責任が大きく、舞台でお芝居を演じているような緊張がありました。『恋風』は、すごくゆったりとした時間の流れがある作品だと思います。ぜひとも、この流れに身を任せる感じで、リラックスしてこの作品を見て欲しいと思います」
中村有岐(小日向七夏役)
「実の兄に恋をしてしまう、七夏役を演じます。年齢は七夏と一緒の15歳です。七夏は、すごく素直で可愛い女の子で、そんな彼女の素直さに、私は憧れをもってしまうほどです。今回初めて、アニメのヒロイン役を演じさせてもらっているんですけど、先に声を演じるというプレスコ録音はとても難しいです。普通のアフレコも私には難しかったですが、それでも絵を見ながら、演技を合わせることができました。でもプレスコ録音では、絵がない分、いろいろ演技について考えながら演じて行かなきゃいけないので……でも、難しいけど頑張りたいとおもいます」
岡村明美(千鳥要役)
「切なくて、ほんわかと甘い、そんな初恋という忘れていた気持ちを思い出させてくれる作品です。私の演じる千鳥は、耕四郎の同僚なんですけど、姉御肌のキャリアウーマンで、耕四郎のことを叱咤激励したり、よく二人で飲みに行ったりと、大人の関係な間柄です。そんな彼女を今回、声優歴10何年かで、初めて挑戦するプレスコ録音という方法で演じているんですけど、アフレコと違って絵がないということで、自由に演じさせてもらっています。出演している皆で、同じシチュエーションや、同じ距離感を想像しながら演じていく部分がとても難しいですが、自然な演技と絵によるコラボレーションによって、どういう作品が出来るのか、とても楽しみですね」
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(C)吉田基已・講談社/恋風製作委員会

可愛い妹と兄による甘い関係。この春注目の作品だ。

「プレスコ録音」という通常と違う声の演技に挑戦しているメインキャストの3人。
「恋風」は、テレビ朝日で4月1日26時12分から、キッズステーション(CS放送)では4月19日の24時から放送が開始される。
OPテーマは、éfが歌う「恋風」。
EDテーマは伊藤真澄が歌う「ふたりだから」で、この曲は5月26日、ランティスより発売される。
● 「恋風」公式サイト
● ジェネオン エンタテインメント「RONDO ROBE」
レーベル公式サイト
● ランティス公式サイト
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