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【レポート】「AMD Award/Digital Contents of the Year'03」大賞は「着うた」!
部門賞は「はてな」や「キル・ビル」、モンキー・パンチ氏などが受賞
2003年に発売または発表されたデジタル作品の中から優秀作品を選出し、その作品の制作者の功績を讚える社団法人デジタルメディア協会(AMD)の「AMD Award/Digital Contents of the Year'03」の授賞式が2月6日、東京の明治記念館で行なわれた。

今年で第9回となる「AMD Award」は、デジタルメディア産業の発展のために、デジタルコンテンツ作品の質的向上ならびに人材育成の促進を目的として制定されたもの。実行委員が指名するノミネーターが推薦する作品を、審査会が審議し、企画・製作・演出、音楽、映像、ストーリー・構成、プログラムというそれぞれ5分野ごとに優れた功績をあげた個人・団体を表彰する「部門賞」をはじめ、「功労賞」、「技術賞」、「審査員特別賞」など各賞を決定する。今年からは各地方自治体よりノミネート(推薦)された作品の集計結果をもとに、最も公共性に優れた作品の制作者・団体を表彰するリージョナル賞を新設。さらに、各賞中でもっとも優れた作品が「大賞/総務大臣賞」に選ばれる。

今年度の「大賞/総務大臣賞」に選ばれたのは、部門賞(Best Producer/Director)を受賞した、KDDIとレーベルモバイルが提供している「着うた」。アーティストの歌声をそのままダウンロードして携帯電話の着信音に設定できる世界初の画期的なサービスの開発と、次世代携帯電話のキラーコンテンツとして昨年1年間で、800万台の対応携帯電話から5000万ダウンロードという新しい音楽配信ビジネスの実現が評価された。

ステージ上で挨拶した高橋誠KDDIソリューション事業本部コンテンツ本部長は、「携帯電話を使用したモバイル・インターネットサービスが始まって今年で5年目になります。『着うた』は、技術的なプラットフォームと、コンテンツがちょうどいい具合にコラボレーションされた結果として、よいビジネス展開が可能になったんだと思います」とコメントした。

また、今回注目の受賞作としては、話題の「Blog」を独自のスタイルとして取り入れ、発展型のサービスとして企画・開発・運営しているウェブサイト「はてな(人力検索サイトはてな、はてなアンテナ、はてなダイアリー)」や、洋画と日本アニメーションの見事なコラボレーションを実現したアニメ製作会社「プロダクション.IG」製作の「キル・ビル」挿入アニメなどが部門賞、「デジタルマンガ協会」の会長をつとめ、マンガのデジタル化・デジタルコンテンツ化の発展に対する貢献を讃えモンキー・パンチ氏が功労賞に選ばれた。

このほかの各賞受賞作品は、下記のとおりとなっている。
Photo1
「着うた」の大賞受賞の喜びを語る高橋誠KDDIソリューション事業本部コンテンツ本部長。

Photo2
マンガのデジタル化・デジタルコンテンツ化の発展に貢献。
功労賞を受賞したモンキー・パンチ。



社団法人デジタルメディア協会

INFORMATION
【大賞/総務大臣賞】
●作品 :着うた
●制作 :KDDI/レーベルモバイル
●受賞者 :高橋誠(KDDI ソリューション事業本部コンテンツ本部長)
 神山隆(KDDI ソリューション事業本部コンテンツ本部コンテンツ開発部グループリーダー)
 山崎浩司(レーベルモバイル 取締役)
 今野敏博(レーベルモバイル 取締役)
 天野明弘(レーベルモバイル チーププロデューサー)
 横井真弓(レーベルモバイル マネージャー)
 村田知樹(レーベルモバイル プランナー)
●受賞理由 :アーティストの歌声を、そのままダウンロードして携帯電話の着信音に設定できるという、
 世界初の画期的なサービスの開発と、新しい音楽配信ビジネスの実現を賞賛。

【部門賞】
●作品 :着うた
●制作 :KDDI/レーベルモバイル
●受賞者 :天野明弘(ソニー・ミュージックエンタテインメント
      デジタルネットワークグループ モバイルプロジェクト 課長)
 村田知樹(ソニー・ミュージックエンタテインメント
      デジタルネットワークグループ モバイルプロジェクト)
 横井真弓(エイベックスネットワーク 管理部 管理課)
●作品 :『キル・ビル』の挿入アニメーション
●制作 :プロダクション・アイジー
●受賞者 :石川光久(プロダクション・アイジー代表取締役/プロデューサー)
●受賞理由 :洋画と日本アニメのコラボレートを実現。高いクオリティの映像を評価。
●作品 :「UH LIVE STREAMING 20代はイケイケ!」
●制作 :東芝EMI/U3MUSIC
●受賞者 :東芝EMI/U3MUSIC
●受賞理由 :全国8000人のファンとアーティストの間にリアルタイムコミュニケーションを
 チャット実現するなど、新しいコミュニケーションの実現を賞賛。
●作品 :「はてな(人力検索サイトはてな、はてなアンテナ、はてなダイアリー)」
●制作 :はてな
●受賞者 :はてな開発チーム
●受賞理由 :日本独自の「Blog」の発展系サービスを展開。
 新しいインターネット・コミュニティのスタイルの開発・実現を評価。
●作品 :「星野仙一のトラトラトラ」
●制作 :日本情報通信コンサルティング
●受賞者 :星野仙一とHP開発運営チーム
●受賞理由 :プロ野球チームの監督でありながら、毎日更新されていたサイト運営力を賞賛。

【功労賞】
●受賞者 :モンキーパンチ
●受賞理由 :「デジタルマンガ協会」会長として、マンガのデジタル化、コンテンツ文化の促進に寄与。

【審査員特別賞】
●受賞者 :韓国文化コンテンツ振興院
●受賞理由 :日韓両国の文化コンテンツ産業の交流・提携促進に貢献。
●作品 :DVD-BOX 小津安二郎
●制作 :松竹
●受賞者 :松竹
●受賞理由 :小津安二郎監督作品を高品質で再現、最新デジタル技術で公開。後世に残した功績を評価。

【技術賞】
●作品 :iTunes 4
●制作 :アップルコンピュータ
●受賞者 :アップルコンピュータ
●受賞理由 :自分だけの音楽コレクションが、簡単な操作で製作可能な音楽ソフトを開発した技術を賞賛。
●作品 :東京国際映画祭におけるブロードバンドライブ配信
●受賞者 :東京国際映画祭ブロードバンドプロジェクトチーム
●受賞理由 :東京国際映画祭とブロードバンドを初めて本格融合し、さまざまなメディアへの同時展開を可能に
 した技術を評価。

【リージョナル賞】
●作品 :山江村民てれび
●制作 :山江村
●受賞者 :熊本県球磨郡山江村
●受賞理由 :独自の視点による地方初の新たな情報発信の手法開発を賞賛。